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  • >【後編】カメイドタートルズ1周年を前に会田キャプテンと亀戸を巡る

会田キャプテンと亀戸を巡る企画の後編。

前回の記事はこちら

前回に引き続き、カメイドタートルズの会田キャプテンとカメイドタートルズで紹介したお店を巡る。

くず餅を食べながらサンストリート時代の亀戸を語る

次に向かったのは、くず餅で有名な「船橋屋」。

会田キャプテンは日頃から持ち帰りでくず餅を買うそうで、今回もお気に入りのくず餅を注文した。店舗で食べるのは久しぶりだという。

「うん、美味しいですね。出来たてだからか家で食べるより食感がモチモチしています」

「黒蜜ときなこがたっぷりかかっていて美味しいですね」

「あ、そうそう。ここの社長さんとお話する機会があったのですが、『船橋屋のくず餅はつくるのに450日かかるが、消費期限は2日しかない』と伺いました。発酵にとても時間がかかるようです」

「・・・セミみたいですね!」

我々の微妙な感想は置いておき、会田キャプテンはくず餅を食べながら昔の亀戸について語ってくれた。

片道切符だけが異常に売れた?サンストリート時代のエピソード

会田キャプテンは元サンストリートの館長だ。その時代の印象的なエピソードを教えてくれた。

「私ね、JR亀戸駅の駅長さんと仲が良かったんです。ある日、駅長さんに『急に亀戸駅での片道切符の売り上げが跳ね上がった日があったんですが、何かあったんですか?』と不思議そうに尋ねられました。なぜだと思いますか?」

突然のクイズタイムです。読者の皆さんもなぜ亀戸への片道切符が売れたのか理由を考えてみてください。

「その日は、サンストリートで大きなイベントがあった日だったんです。アイドルのライブだったと思います。片道切符が売れたのは、皆さん帰りの時間が予測できなかったからでしょう。イベントの後、打ち上げに行く人もいますからね」

「なるほど!サンストリートでイベントがあったとは盲点でした(笑)」

確かにサンストリートで大きなイベントがあれば人が集まる意味がわかる。事情を知らない駅長さんからしてみれば不思議で仕方なかったことだろう。

船橋屋に聞くカメイドタートルズ

船橋屋では、店員の黒宮さんと広報の月岡さんにお話を伺うことができた。

「以前、カメイドタートルズでご紹介させていただきましたが何か反応はありましたか?」

黒宮さん
「はい。記事で見ましたと言って来てくださる方がいました。スタッフ内でも話題になりましたよ」

「今後、カメイドタートルズにやってほしいことがあれば教えてください」

月岡さん
「船橋屋は、新宿や渋谷にも店舗があります。そこで知っていただいた方には亀戸が本店ということを知らない人も多いんです。もっと船橋屋と亀戸の繋がりを見せたいと思っていまして、ぜひ取り上げていただければ嬉しいです」

2年目に向けてこれからのカメイドタートルズ

船橋屋を後にした一行。道中、会田キャプテンが呟く。

「あ、このビルのオーナーと仲が良いんですよ」

とあるビルを見ながら、さらに続ける。

「あ、この隣のビルのオーナーとも友達」

「ビルのオーナーの友達、多すぎじゃないですか」

同じ亀戸を拠点とする者同士、交流が深いのかもしれない。

最後に訪れたのは、無添加フルーツジュース専門店「こちる」。

左からバナナミルク、グリーンMIX、フルーツMIX。

「美味しい。私も家でスムージーをつくりますが、こんなに飲みやすくできないです」

こちるの店主さんに今後のカメイドタートルズについて伺った

ジュースをいただいたこちるの店主さんにも、今後のカメイドタートルズについてお聞きした。

「カメイドタートルズでの紹介後、何か反響はありましたか?」

「反響ありましたよ!SNSで避暑地の記事を見てくださった方が、メニューを頼む際にひしょひしょ声で注文してくれたんです。ほら、避暑だけに避暑避暑(ヒショヒショ)話をするシーンがあったじゃないですか(笑)」

【前編】女性編集者の私が亀戸でマッチョとデートした結果…

「え、マニアックすぎませんか(何のことかわからない方は避暑地の記事をぜひご覧ください)!?なんだか嬉しいですね。そうしましたら、今後カメイドタートルズにしてほしいことはありますか?」

「カメイドタートルズさんは、変わった切り口で紹介してくれるのが強みだと思います。亀戸ってどこにあるの?って人が記事をきっかけにお店に来てくれるようになりました。これからも独自の目線で執筆がんばってください!」

カメイドタートルズのこれから

スムージーを飲みながら、会田キャプテンにもこれからのカメイドタートルズについて伺った。

「私は、亀戸についてもっと深く紹介するよう心掛けるのが良いと思います。地元の人たちでも知らないようなことを深掘りしていくんです。記事を見て亀戸に来てくれる人たちに対して、多くの価値を提供できるように考えていくことが大事だと思います」

「深堀り・・・価値を提供・・・」

「ほら、亀戸天神について何度か紹介していたでしょう。あそこの境内に石碑が100個以上あるのはご存知でしたか」

「え?知らなかったです」

「国産マッチの創始者の石碑や歌舞伎役者の石碑など、興味深いものがたくさんあるんですよ。地元の人でも知らない人って結構いるんじゃないかな。ただ紹介するだけじゃなくて、突き詰めると面白いものが見えてくると思いますよ」

「あと、何と言っても亀戸の魅力は人との距離、心の距離が近いことです。下町ならではかもしれませんが、飾らない、気を使わなくて良い町なんです。なので、人情味というものを今後出していけたら、これから来てくれる人にも地元の人にも、もっと愛されるメディアになるのではないでしょうか。・・・これからもがんばって!」

「身に染みます・・・。ありがとうございます!」

 

こちるを後にし、会田キャプテンともここでお別れをした。

会田キャプテンと亀戸を巡り、改めてカメイドタートルズが地元の人に支えられていたことに気づかされた。これから亀戸の人との繋がりをもっと見せられる記事をつくっていきたい、そう考えさせられたのだ。我々はこれからも、地元の人に何らかの形で還元できるようなメディアを目指して邁進していく。

・・・実はすでに、現在亀戸の方々のご協力のもと、一緒にとある動画を制作中だったりする。皆さんのおかげで、亀戸の魅力が存分に詰め込まれた作品になりそうだ。近いうちにお披露目・・・するかも。

スポット紹介

スポット名:元祖くず餅 船橋屋本店
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸3丁目2−14
電話番号:03-3681-2784
アクセス:JR総武線亀戸駅 徒歩15分
営業時間:09:00~18:00 (イートインのラストオーダーは17:00)

スポット名:こちる (cochill juice)
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸7-9-14 ビアーレ亀戸1F
電話番号:03-5875-5116
アクセス:JR総武線亀戸駅 徒歩5分
営業時間:平日・土日 10:00〜20:00
定休日:木曜日

Edit by カメイドタートルズ編集部