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  • >福が詰まった豆をゲット!亀戸天神社の節分追儺祭(せつぶんついなさい)を体験してきた。

昨日の2月3日は節分ということで、亀戸天神社では節分追儺祭(せつぶんついなさい)という行事が行われました。

 

亀戸を代表する神社である亀戸天神社。夜空に映えるスカイツリーと荘厳な神社の組み合わせはとても画になりますね!

節分追儺祭は夕方17時30分から始まり、大勢の地元の方々が集まりました。

 

すると…

 

 

 

「グオオオオオオオオオオ!!!」

という雄叫びと共に現れたのは2匹の鬼。「邪気」の象徴である赤鬼と青鬼です。

 

「節分」とは元来、各季節の始まりの日の前日を表す言葉でした。立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分であり、2月4日は立春にあたります。

旧暦では立春に最も近い新月を元日としていたという歴史もあり、節分の2月3日(立春の前日)は12月31日の大晦日と同様に「年越し」の日と捉えられていました。

そして、昔は季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると信じられていたのです。

 

亀戸天神社では毎年2月3日の日没と共に鬼が現れます。

近くで見るとすごく怖いです! この日は鬼を見て泣く子供もたくさんいました。

 

「鬼やらい」で邪気を退散し福を招く

鬼と神官が対峙すると、問答が行われます。

お互いに色々と言い分はあるようですが…

 

最終的には神官が鬼たちを一喝します。

 

「ここはお前たちのようなものが来るべきところではない!」

 

豆を投げつけられ、問答に敗れた鬼たちはたまらず退散。

邪気が祓われ、福を招き入れる準備ができました。これが「鬼やらい」です。

 

「福豆」の豆まきが一斉に行われる

無事に邪気(鬼)を追い払ったところで、本殿前に人々が一斉に集まりました!

すごい迫力です! 皆さんが手を上げて欲しがっているのは、「福豆」という豆。

 

お祓いを受けた縁起の良い「福豆」が一斉に投げられます。

亀戸天神社で投げられる豆は「粒のまま」の物と、「粒がたくさん入った袋」の物があります。

 

とにかくたくさんの人がいるので競争率が激しく、全員の手に「福豆」が渡るとは限りません。このあたりは運の要素が強いかも。

我々カメイドタートルズ取材班も頑張って豆を手に入れようとしましたが、なかなかキャッチできませんでした。

 

ちなみに「福豆」がいき渡らなかった子ども達には優先して「粒がたくさん入った袋」が配られます。また、子どもには神社から無料でお菓子が配られていました!

我々は豆をゲットできなかったけど、亀戸の子ども達の笑顔がたくさん見られたので、満足です。

 

すごく良い行事だ!!!

 

こういった光景を拝める歴史的な行事があるのが、亀戸という街なんですよね。

伝統を大切にする、子どもに優しい街です。

 

節分追儺祭、来年もぜひ行きたい。

豆まきが終わり、今年の節分追儺祭も無事に終了。

たくさんの人が押し寄せましたが、地元の消防隊の方々の協力もあり、誰も怪我をすることなく安全に行事が行われました。

 

ちなみに、どうしても「福豆」を食べてみたかったので、皆さんが帰った後に地面に落ちている豆を拾い集めて食べてみました。(香ばしくて美味しい)

今年もどうか、良い年になりますように。

Edit by カメイドタートルズ編集部