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  • >亀戸に恩返しがしたい。地域に愛されるかめっこほーむずのイベントに参加してきた【後編】

亀戸で子どもやその保護者、地域住民に向けてもう一つの居場所を提供する活動を行う「かめっこほーむず」。今回は、代表の本間さんが主催する「KOKOROKUBARI運動」に密着させていただくことに。前回は準備風景とかめっこほーむずの活動についてご紹介させていただいた。

前回の記事はこちら

子どもたちにワクワクを!KOKOROKUBARI運動


「こんにちは〜!来てくれてありがとう。今日は楽しんでいってくださいね」

来てくれた女の子に一つ一つ丁寧に案内する本間さん。お菓子やおもちゃを目の前に女の子もテンションが上がっている様子。


「そのナポリタン煎餅は障がいのある方々が商品の包装作業をしてくれているんですよ。とても美味しいから食べてみてね」


「スーパーボールは種類が違うものがたくさんあるから、自分の好きなものを選んでくださいね」

その後も続々と訪れる子どもたち。本間さんはどの子とも気兼ねなく接していた。保護者の方も信頼を置いているようで、楽しそうな雰囲気だった。
ここで、保護者の方にも本間さんやかめっこほーむずの活動についてお伺いしてみた。


「かめっこほーむずやその活動についてどう思いますか?」


「本当にありがたいです!イベントのたびによく遊びに行かせてもらっています。
本間さんってとてもお忙しい方なんですよ。ご自身もお子さんがいて、お仕事をしながら地域貢献も積極的にしてくださってすごいなと感じています。できる限り続けてほしいですね」

地域の方々に愛され、その感謝を地域に還元するかめっこほーむず。何だか素敵なものを見させていただいた。

ちなみに、今回提供されたものの中には、現役保育士による鬼◯の刃の折り紙アートもあった。ちゃっかり流行りを取り入れている。また、4月と5月にお誕生日を迎えられたお子さんに、おもちゃ美術館の学芸員による木のおもちゃのプレゼントも。様々な方にご支援いただいているようだ。

子どもから大人まで助け合う地域に。かめっこほーむずの未来

最後に、本間さんにかめっこほーむずのこれからについてお伺いした。


「今は見ての通り、子どもたちの支援をメインに活動していますが、ゆくゆくは年齢の幅を広げて支援していきたいという思いがあります」


「徐々に対象となる方々を増やしていくというお考えでしょうか?」


「そうですね。多世代交流ができればと考えています。コロナ禍で障がいのある方、高齢の方、一人身の方も含め、全世界・全世代でそれぞれ生きづらさを感じやすくなっています。
亀戸でともに生き、ともに支え合い、共助・互助の関係になるのが理想だと考えているんです。
あと下心を言えば、僕も自分の居場所がほしいんです(笑)。だから亀戸で子どもたちや地域の方が安心して過ごせる憩いの場として、かめっこほーむずを続けていきたいです」


「なるほど!ここまで地域に貢献しているかめっこほーむずなら本当に叶えられそうです」


「ありがとうございます。僕は生まれも育ちも亀戸です。アイラブ亀戸を体現すべく、恩返しができるようこれからも頑張っていきたいですね。」

最後にチラッと過去のかめっこほーむずの活動を紹介しよう。

やけにス◯イダーマンが多いところが気になる。

毎回カメイダーやクリーンヒーローなど様々なヒーローからご支援いただいているそうだ。だからといってスパイダーマンが多いのは謎だが。今回のイベントでもスペシャルヒーローからたくさんのお菓子の提供があったそう。

本間さんは、小学3年生の時に左足股関節に良性腫瘍が見つかり手術とリハビリを経験している。当時通っていた第一亀戸小学校の配慮で、松葉杖でも登校しやすいよう校舎1階にクラスを移動してくれたことに対して、今でも感謝しているとのこと。

そんな亀戸に恩返しをすべく本間さんは、「アイラブ亀戸」を具現化させたいそうだ。
かめっこほーむずを通して、
家にいるような安心感を子どもだけでなく地域の方に感じてもらいたい。そして、亀戸に複数の居場所(家)ができるよう「ほーむず」という複数形にしているのだという。

一人ひとりの生きづらさを軽減し、亀戸がより暮らしやすくなることを願って活動を続けていくそうだ。

この日訪れたのは、子どもと保護者を合わせて約50名。参加者が笑顔で楽しそうにしており、保護者はもちろん、子どもからも本間さんに感謝を述べていたのが印象的だった。

かめっこほーむずの今後の活動について知りたい方は、ぜひホームページをチェックしていただきたい。イベント開催情報と併せて、子どもたちのために募金や寄付も募っているので、興味がある方はチェックしてみてはいかがだろうか。

Edit by カメイドタートルズ編集部