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  • >【カメネコ vol.2】分身の術の使い手? キリッとした目が印象的なキジトラ「サスケくん1号2号」

細く入り組んだ路地。昔ながらの面影が残る町並み。人情味がある住民たち。下町情緒にあふれるそんな亀戸エリアを歩くと、猫とすれ違うことがしばしばある。この場所に居心地の良さを感じているのは我々人間だけではないのだ。

この企画では亀戸で出会った猫とともに、ゆったりとした時間の流れを感じることができる街の雰囲気を紹介する。

キリッとした目が印象的なキジトラ「サスケくん1号2号」

今回紹介するのは、これまたロケ帰りにたまたま遭遇したサスケくん(仮名)。キリッとした凛々しい目がいかにも猫らしくて好みだ。

自分と松の木と苔むした石とで完璧な「和」の絵面をつくり上げていた。クールジャパンキャットだ。

 

カメラを向ける私の姿に気がついてはいるだろう。だが、綺麗な瞳でジッと見つめるだけでアクションはない。

控えめに言って好きである。可愛い。今のサスケくんは私にとってメデューサそのもの。見つめられるだけで心が奪われ、身動きがとれないのだ。

 

 

 

あー。可愛い。抱き寄せて頬ずりしたいが、サスケくんはそれを許さないだろう。

猫ってそういうものだから。 遠くから眺めて愛でるものだから。

それにしても可愛いなぁ、サスケくん…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ!?

 

 

 

 

 

なんか増えてね!? サスケくんそっくりのキジトラがもう一匹いるんだが!?

これって分身の術なの? ニンジャキャットなの?

 

 

 

…どういうカラクリか分からないが、サスケくんは2体になった。

サスケくん1号とサスケくん2号。瞳の凛々しさは健在だ。

 

そして猫らしく去る

ただニコニコしながらシャッターを切り続ける私の姿にも飽きたのだろう。

サスケくん1号2号はやがて目も合わせてくれなくなった。だがそれでいい。猫ってそういうものだから。

 

至福の時間をありがとう、サスケくん2号。

 

お腹でも空いたのだろうか。サスケくん2号は床下へと潜り込み…

 

目配せもすることなく私の前から去っていった。

そして、気がついたらサスケくん1号もいなくなっていたのである。

 

癒やしの時間をありがとうサスケくん達。またいつかの亀戸で。ニンニン。

Edit by カメイドタートルズ編集部