細く入り組んだ路地。昔ながらの面影が残る町並み。人情味がある住民たち。下町情緒にあふれるそんな亀戸エリアを歩くと、猫とすれ違うことがしばしばある。この場所に居心地の良さを感じているのは我々人間だけではないのだ。
この企画では亀戸で出会った猫とともに、ゆったりとした時間の流れを感じることができる町の雰囲気を紹介する。
下町にたたずむヨーロッパ風ニャンコに遭遇
ある日、取材があるわけでもないのに、なんとなく亀戸をぶらついていたときのこと。
この日は天気が良く、春の陽気を感じる一日だった。細い道に差し掛かった私の背後を鋭い視線が貫く…!
カサカサと物音もする。おそるおそる振り返るとそこには…、
あんたかーい…!正直焦ったよね。こんな気持ち良い天気の日に、変な汗かいちゃったよ。
むむ、それにしても。
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なんという凛々しいお目々!
ブルーの綺麗な瞳から覗く視線には、まるでヨーロッパの風を感じるぜ。フランスとかロシアとか、たぶんそのへん。
私が飼い主だったら名前は間違いなくニャンコフスキだろう。
毛並みのグラデーションまで高貴な雰囲気
そんなニャンコフスキの美しさに見惚れていると、
「…………ぷいっ」
あ、そっぽ向かれてしまった。僕たち通じ合ってると思ってたのに。
だがその素っ気なさがまた魅力的、そしてヨーロッパの高級住宅街にいそうな雰囲気を醸し出しているのだろう。
てか今気づいたけど、毛並みもめっちゃ綺麗やん。腰からしっぽにかけてのグラデーションなんか最高。
水色の瞳のニャンコってあんまいなくない?気のせいかな?
ちなみにニャンコって、子猫の頃はメラニン色素が少ないからみんな瞳が青いらしいよ。
ということで、亀戸の街角でヨーロッパの風を感じた一日でした。相変わらず今日も穏やかな時間が流れています。現場からは以上です。
本日のトリビア
「子猫はみんな瞳が青い」
Edit by カメイドタートルズ編集部