オカルト研究家の山口敏太郎氏インタビュー企画の後編。
天候を操るドラゴンマスター、気功を使うゴッドハンド、鍼を自在に操る鍼師など、超人たちが集まる亀戸。後編では実際に各所を巡りながら、山口敏太郎氏をインタビューする。
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「亀戸でパッと思い浮かぶ場所だと香取神社だなぁ。エイリアンにキャトルミューティレーションされた人と待ち合わせしたことがあるんです。私と男性スタッフの2人で行こうか、なんて会話をしていたら、それを聞いた女性マネージャーが自分も行きたいと言ってきたんです。まぁ結局は男性スタッフと2人で行ったんですけどね」


キャトルミューティレーションされた人物と会うため、香取神社を訪れた山口敏太郎氏。
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「なぜだか分からないけど相手が香取神社を指定してきたんですよね。随分変な場所で待ち合わせるなぁと思いながら車で向かいました。車で到着した際、相手が3回会釈してきたんですよ」
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「随分と腰の低い人なんですね」
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「で、私たちが車から降りてちゃんと挨拶をしたとき、相手が『あれっ?あれっ?』って言うんですよ。それで『3人でいらっしゃいましたよね?』と不思議そうに私に聞いてくるんです」
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「・・・でも2人で行ったはずですよね?」
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「そうなんです。2人ですよと伝えたら『いや、男性2人とおかっぱの女の人が1人乗ってました』って」
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「エイリアンの話を聞こうとしたら心霊現象が起きた?」
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「原因は大体わかっているんです。それ、事務所にいた女性マネージャーの生き霊なんです。その女性マネージャーは生き霊を飛ばしやすい体質で」
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「(生き霊を飛ばしやすい体質・・・?)」
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「まぁ飛ばしやすいって言うくらいですから、生き霊を飛ばしたのはこの一回だけじゃないんですよ。前は事務所で駐車する時、いきなり目の前に現れて轢いちゃったんです」
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「それ、本当に生き霊を轢いたんですよね・・・?」
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「私も『しまった!やってしまった!』と運転席を飛び出したんですが、誰もいないんですよ。それで女性マネージャーに電話したら『事務所の中にいますよ』ってね」

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「そういえば、敏太郎さんの事務所って山口敏太郎タートルカンパニーという名前ですよね。タートル、もしかして亀戸から・・・?」
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「その通り・・・と言いたいところなんですが、実は違うんです。私、坂本龍馬が大大大好きでして、その亀山社中から取りました。坂本龍馬が中心となって作った日本最初の商社と言われているんです。そこから薩長盟約締結へと繋がっていったわけですね」
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「そうでしたか・・・」
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「そう分かりやすく落ち込まないでください。代わりになるかは分かりませんが、亀戸でとっておきのものを教えてあげますよ」

そういえばキャトルミューティレーションされた人はその後どうなったのか。山口敏太郎氏がその件について口を開くことはなかった。
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「亀戸といえば『鷽替え人形』が有名ですよね。このようにガードレールが鷽替え人形になっていたりします」

鷽替え人形とは
一年に一度、鷽の人形を変えることで前年にあった厄災や凶事を「嘘」とし、翌年では良い事が起きるように祈る行事である。
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「さて、とっておきはもうすぐそこだよ」
亀戸天神の本殿に向かうかと思いきや、脇の細道に案内された。

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「ここだよ。ここの厚焼玉子が本当に絶品なんだよ!」



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「もしかして、これを食べると、何かしらのご利益があるとか、パワーに目覚める的なやつですか!?」
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「いやいや、料亭の味がして本当に美味しいんだよ。それこそパワースポット並みにね」

その言葉を残し、山口氏は次の仕事へと向かってその場を立ち去ってしまった。
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「行っちゃいましたね。なんだか嵐みたいな人だったなぁ」
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「まさか最後が厚焼玉子だなんて・・・」
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「料亭の味って言ってもねぇ。まぁ、とりあえず食べてみましょうか」
厚焼玉子の名前の通り、厚く、均一に火が通されている。箱を持つとずっしりとした重みを感じ、食べ切れるのか不安になるほどのボリューム。

食べた途端、玉子の甘みが口に広がる。ただ甘いだけでなく、出汁によるしっかりとした塩味と旨味も感じる。火の通りも絶妙で、しっとり・ぷりぷりとした食感に仕上がっている。一切れ口にしただけで、食べ切れるかという当初の不安は無くなっていた。
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「これ、本当にとっておきですね・・・!」
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「・・・美味しくて文句が言えないのがもどかしい!」

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「美味しい厚焼玉子に最高の天気!なんだかテンション上がってきちゃった!」
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「こんな快晴も珍しいですね。・・・まるで誰かが晴れにしてくれたみたいだ」
スポット紹介

スポット名:江戸懐石 若福
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸3丁目6−4
アクセス:JR総武線「亀戸」駅 より徒歩15分
営業時間:11時30分~21時(16時30分〜17時 準備中) 月曜定休日
※17時以降のご利用に際しましてはご予約をお願いいたします。
Edit by カメイドタートルズ編集部

